波止釣りで必要な釣りアイテムはロッド、リール、ラインや針など

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ロッドとリール

釣り道具一式、ロッドとリールとラインですが、それぞれの道具のパーツ名称をリストアップすると、意外と単語がたくさんありました。名称は徐々に覚えていけば、釣り仲間との話が弾んでくるはずです。まずは、ロッドとリール、ラインの特長をつかんでくださいね。

目次

基本的な釣り道具一式

釣りに必要な道具は、釣りをしたことが無い人でも竿(ロッド)と糸(ライン)、はすぐに出てくると思います。

イケオジ的な波止の釣りは、パックロッドとリール、ライン、針が基本です。

ロッドとリール
ロッドとリール

この一式に、ハリを結んでエサをつけてちょい投げしたり、ルアーを結んでルアー釣りをしたりします。

もう少しだけ詳しく説明します。

ロッドの各部名称

ロッドは竿のことで、魚信をとらえ仕掛けに魚を掛けて引き寄せるための役割があります。

一般に竿と呼ばれている物ですが、最近は見なくなったラジオのアンテナのように、スルスルと伸びるやつ。

ロッドは2つに分割できるものが多いですが、あらゆる面で便利な3~5本に分割できるマルチピースロッドをおすすめします。

ロッドの継ぎ目は凹凸になっていて、はめ込んで1本の釣り竿にします。

竿にはガイドと呼ばれるラインを通すワッカがついていて、先端から手元まで順番に大きくなっています。

先端はトップガイドと呼ばれ最も重要な部分になります。

手で握る部分にはリールシートが付います。

一番後ろの部分がグリップエンドと呼ばれる部分で、二の腕の下で固定したり、重心がなるべく手元になるようにバランスをとる役目も持っています。

1本にしたときのロッドは先端部をティップベリーバットと呼びます。

ロッド(竿)の各部名称
ロッド(竿)の各部名称

釣りに慣れてくると、各パーツにこだわりが出てきて、自分に合ったものが欲しくなってくるんです...

ロッドの硬さはUL(ウルトラライト)L(ライト)ML(ミディアムライト)M(ミディアム)MH(ミディアムハード)H(ハード)と順番に硬くなっていきます。

20cm前後のアジやカサゴ(ガシラ、ホゴ、アラカブ)など小さい魚が中心ならUL~MLくらいまで、チヌや小さ目のスズキ(シーバス)など40cmくらいの魚を狙うならML~Mくらいまで、60cmを超えるブリ族など大きめの魚を狙うならMH~Hを使ったりします。

管理人

私が普段一番使っているのはMLかMが多いです。

ロッドを選ぶ時のためにスペックの見方を説明します。

ロッドスペックの見方
スクロールできます
項目スペック説明
商品名ゾディアス S70M-5商品名 ZODIAS S(スピニングリール) 70(7.0ft) M(ミディアム) 5(5本継)
全長2.13mft(フィート=30.48cmで記載されることも多いです)
継数5本5ピースに分割できるロッドです。
仕舞寸法47.1cmバラバラにした時の最大長の1本の長さ。55cm以下なら飛行機への持ち込み可です。
自重115g5本分の重さです。重たいルアーを投げられるものほど重くなります。
先径1.5mmトップガイドの内径で、遠投用など2.0mm前後、アジなど小物釣りなら0.8mmなど、使うラインの太さなどの条件でいろいろあります。
ルアーウェイト5~15g(3/16~1/2oz.)投げられるルアーの重さが5g~15gの範囲ですが、10g前後が使いやすいです。
ラインナイロン・フロロ 5~10lb.ナイロンラインや、フロロカーボンラインなら5~10ポンド(4.5kg)の負荷に耐えられるラインということになります。号数表記にすると、1lb.=1号です。
10ポンドあれば40cmくらいのチヌ(1kg未満)くらいなら引き寄せることは可能です。
使用材料カーボン繊維 97.8%カーボン繊維とグラスなどその他の材料でできています。
カーボン含有率が高いほどロッドに張りがあり、グラスの比率が多くなってくると粘りが出てきます。
原産国中国日本で設計して、中国やベトナム、マレーシアなどで製造されたものが多いです。

リールの各部名称

リールはライン(糸)を巻いて、魚を釣るときにラインを放出し、魚が掛かるとハンドルを回転させてラインを巻きとり、魚を引き寄せる役目があります。

リールは精密機器で、たくさんの部品で構成されています。

リールの各部の名称は、ドラグスプールベールラインローラーローターハンドルハンドルノブリールフットです。

ラインはスプールに巻かれ、ラインローラーを通って放出されます。

巻きとるときにはハンドルノブを手で持って、ハンドルを回転させてローターを回し、ベールに沿ってラインがラインローラーに集約され、スプールに巻きとられます。

リールフットはロッドのリールシートにはめ込み固定する役目を持っています。

リールの各部名称
リールの各部名称

ドラグの役割は釣りに慣れてくると実感しますが、慣れないうちはこれくらい締めておきましょう程度くらいにしておきます。

詳しくはほかのコラムでご紹介予定です。

リールを選ぶ時のためにスペックの見方を説明します。

アルテグラのパッケージ
アルテグラのパッケージ
項目スペック説明
商品名ULTEGRA 2500SHGアルテグラ 2500(番) S(スピニング) HG(ハイギア)
リールのサイズは型番で表します。だいたいの番手で対象魚種が決まってきます。
2000番:アジやメバルなど小さ目の魚
2500番:チヌやアイナメなど30~40cmくらいの魚
3000番:シーバス(スズキ)や、カレイなど少し大きめの魚
4000番:60cmくらいの魚
5000番~:ブリ(メジロ)やサワラなど大型の魚
ギア比6.0 : 1ハンドルを1回転させたときに、ローターが何回転回るかの比率です。
ギア比が大きいほど巻きとる速さが早くなります。
メーカーによって多少違いますがだいたい以下のとおりです。
・ギア比5未満:ローギア(パワーギア)
・5〜5.7:ノーマルギア
・5.8〜6.1:ハイギア
・6.2以上:エクストラハイギア
主流はハイギアです。
ドラグ力4kg/9lbドラグを目いっぱい締めた状態で、何kgの力でラインを引いたらドラグが滑り始めるかの力です。ドラグ調整は難易度が高かく説明が難しいので、別コラムで説明したいと思います。
自重220g/7.8ozリールの重さ。高価なリールほど新素材が使われたりして軽くなります。
ベアリング数5+1精密機器のリールに仕込まれていて、回転する部分に入っています。ベアリングの数が多いほど滑らかにリールが回転します。
1回転89cm/35inchハンドルを1回転したときに、ラインを何cm巻きとれるかを表しています。
ライン巻き数Nylon Mono 4-1154lb.(ポンド)のナイロンラインを115m巻くことができることを表しています。
フロロカーボンやPEラインの巻きとり長さを記載したリールもあります。

ラインの種類と用途

最近はほとんどの方がPEラインを使っていますが、サビキ釣りや遠投カゴ、初心者の方々などナイロンラインを使われている方もいます。

スクロールできます
ライン種別素材伸び率比重主な特徴
PE超高分子量ポリエチレン3-5%0.97軽くて海水に浮きます。しなやかでリールに巻いていても巻癖が付きません。伸びが少なく衝撃に弱いのでリーダーと呼ばれるフロロカーボンラインやナイロン製の糸を結束してから使います。
ナイロンポリアミド23-25%1.14吸水性があり柔らかいのが特徴。ウキ釣りとか投げ釣りとかでも使います。サビキ釣りはナイロンラインが適しています。
フロロカーボンポリフッ化ビニリデン20-25%1.78やや硬く高比重なので海底を這わせて釣る釣りに最適です。ライン自体が重いので操作性に優れています。
エステルポリエチレンテレフタレート20-22%1.38硬いラインで張りがあるので1g前後の軽い仕掛けを操作する釣りに適しています。非常に扱いにくいのでほとんど使いません。

ナイロンラインやフロロカーボンラインなど糸自体が伸びるので衝撃を吸収できますが、PEラインの伸び率は非常に低いため、大きい魚を掛けた時など強い衝撃を受けた時に簡単に切れてしまいます。

それで、PEラインの先にリーダーと呼ばれるナイロンやフロロカーボンラインの糸を結び付けて衝撃を吸収できるようにします。

PEラインとリーダーとの結び方については別のコラムでご紹介する予定です。

また、ちょい投げ釣りやウキ釣りなどメインライン(幹糸)と針との間には透明のハリスを挟みます。

針にハリスを括り付け、メインラインとハリスの間にはサルカンスイベル)を結びます。

サルカンは糸と糸を接続する道具
サルカンは糸と糸を接続する道具

針、ルアー、スナップなど

ちょい投げで使う針は伊勢尼針キツネ針、専用のキス針とかカワハギ針も使ったりします。

針はエサの形状や魚の口の大きさに合わせることが多いです。

カワハギ針をキツネ針で
カワハギをキツネ針で

ルアーはリーダの先にスナップを結び、スナップをルアーのアイと呼ばれるワッカに通して使います。

魚の大きさに対しかなり大きいルアーにも喰ってきます。

オニカサゴをメジャークラフトの浜王で
オニカサゴをメジャークラフトの浜王で

釣りって思ったよりもハードルが高い?

ざっと基本的な釣り道具のご紹介をしましたが、自分でもこんなに覚えることがあったのかと、びっくりしました。

ですが、やってみれば特に難しいこともなく、すぐに慣れます。

とりあえず魚を一匹釣るために、どんなを釣り場へ持って行き、どんな仕掛けを作ればよいのかを説明する予定です。

次回も見てくださいね。

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